弓術

弓術とは、弓やクロスボウ(DG)による攻撃に影響を及ぼすスキル。
スキルが高いほど攻撃力が高くなり、スキルが1上がるごとに0.5%攻撃力が上がる(NPCの場合は2%)。
全9perkあり、全習得に必要な能力ポイントは16。

スキル能力

能力ランク要求スキル値必要能力説明備考
オーバードロー1なしなし弓のダメージが20%増加する
220弓のダメージが40%増加する
340弓のダメージが60%増加する
460弓のダメージが80%増加する
580弓のダメージが100%増加する
クリティカルショット130オーバードロー10%の確率でクリティカルヒットし、追加ダメージを与える
26015%の確率でクリティカルヒットし、追加ダメージを与える
39020%の確率でクリティカルヒットし、追加ダメージを与える
鷲の目30オーバードロー弓を構えている時に防御を押すと、ズームインする
冷静沈着140鷲の目弓を構えた時にズームインすると、時間の経過が25%遅くなる実際は50%
260弓を構えた時にズームインすると、時間の経過が50%遅くなる実際は75%
パワーショット50鷲の目50%の確率で、巨大な相手以外の標的を矢でよろめかせる
クイックショット70パワーショット弓を引く速度・クロスボウ(DLC)の再装てんの速度が30%上昇
狩人の規律50クリティカルショット死体から矢を回収できる確率が2倍になる
レンジャー60狩人の規律弓を構えたままで早く移動できるようになる
急所狙い100クイックショットorレンジャー15%の確率で、標的を数秒間麻痺させられる実際の確率は16%。麻痺時間は10秒。
変性強化(perk安定性など)で麻痺時間増加。

スキル使用法

perk

オーバードロー

弓の攻撃力を増加させるperk。
鍛冶強化によって上昇した分にも適用されるので強力。詳しくは片手武器の「アームズマン」の項を参照。
弓使いであれば必ず取得しておこう。

クリティカルショット

クリティカルダメージは武器の基礎攻撃力に依存する。
鍛冶を鍛え、強い武器が生産(強化)できる頃には、恩恵は殆ど無いと言って良い。
詳しくは片手武器の剣士の項を参照。

鷲の目

弓を構えている時にガードボタンを押すと、ズームインする。
ズームしている間は、少しずつスタミナを消費する。
敵を視認しやすくなり、矢を当てやすくなる便利なperk。

冷静沈着

弓を構えた時にズームインすると、時間の経過が遅くなる。
ゲーム内の全ての時間の流れに影響するため、弓を引く速度や矢が飛んでいく速度も遅くなる。
基本的には敵を狙いやすくする用途の便利なperk。

このperkを活用したDPSの高い特殊な撃ち方がある(後述)。

パワーショット

巨大な敵以外を50%の確率でよろめかせることができるようになる。
スピードの速い弓を使う場合は特に有効。

矢を引ききらず放ってもよろけ効果はあるので、敵に接近され距離を取りたい場面などで、高速で撃つと効果的。

クイックショット

矢を引くスピードが上がる。
DPS向上が期待できるので、弓使いであれば必ず取得しておこう。

狩人の規律

死体から回収できる矢の量が増える便利なperk。

レンジャー

矢を引いた状態でも移動速度が低下しなくなる。
矢を引いた状態で素早く移動したい際、矢を引き直す必要が無くなるので便利。
DPS向上が見込める上に、立ち回りの幅が広まるので、弓使いであれば必ず取得しておこう。

急所狙い

低確率で敵を麻痺させる。
副次効果として麻痺が狙えるという観点で見れば、戦闘で何本も矢を放つ弓とは、相性は良いと言えるだろう。

確実に麻痺を狙うなら武器に付呪するか、変性魔法の「麻痺」を使う方が賢明。

弓の特徴

弓の攻撃では、弓と矢の攻撃力の合計がダメージになる。
攻撃力、矢を引く速さは弓によって異なる。

矢を引けば引くほど、ダメージと飛距離が伸び、最後まで引ききって放つと、最大ダメージを与えることができる。
矢を引いている状態は、武器をしまうボタンでキャンセルできる。

弓術スキルは、矢の軌道とスピードに影響しない。
スキルが影響するのは攻撃力だけで、高くなるほどダメージが上がる。

放った矢は放物線を描いて飛んでいく。
遠くの敵を狙う場合は、敵のやや上側を狙う必要がある。

スカイリムでは身体の部位別にダメージが変わる仕様は無い。
ヘッドショットでも胴体ヒットでもダメージは同じなため、無理して頭を狙う必要は無い。

弓を持っている間はガードはできないが、ガードボタンを押すことでバッシュができる。
敵に近づかれた際の牽制として便利。
次の射撃までの時間稼ぎや、安全な距離を取るのに利用しよう。
防御スキルが高ければ、そこそこのダメージソースにもなり得る。(防御スキル100、「デッドリー・バッシュ」取得で27.5のダメージ)

弓を引く速さ

矢を放つ動作には3つの段階がある。

弓の種類やperkに関係なく、つがえる動作は約0.4秒、休止する動作は約0.6秒かかる。
最大まで矢を引く動作は弓によって異なるが、重い弓ほど長い(遅い)傾向がある。

最大まで引く時間 = つがえる + 引く + 休止 = 0.4s + (1.66s / (武器のスピード * (1 + クイックショット))) + 0.6s
例 : ロングボウ(クイックショット無し)= 0.4s + (1.66s / (1* (1 + 0))) + 0.6s = 2.66s

弓の性能一覧

名前基礎攻撃力重さスピード時間(秒)DPSQS時間QS DPS最大ベースDPS
魔力の弓
(「魔力の収束」取得時)
2400.8752.908.282.469.7619.92
魔力の弓1800.8752.906.212.467.3217.48
アーリエルの弓(DG)131112.664.892.285.7116.69
ドラゴンの骨の弓20200.753.216.222.707.4016.65
カーリアの弓2590.6253.666.883.048.2216.43
ゼフィール(DG)121012.664.512.285.2716.25
吸魔の霊弓1460.8752.904.832.465.7015.86
古代ノルドのしなやかな弓
(ゴールドール・ブラックボウLv19+を含む)
14180.8752.904.832.465.7015.86
フォースウォーンの弓12110.8752.904.142.464.8815.04
狩りの弓1070.9372.773.612.364.2314.81
ファルメルのしなやかな弓15200.753.214.672.705.5514.80
ノルドの英雄の弓1170.8752.903.802.464.4714.64
ドワーフの運命の黒弓(DB)13100.753.214.052.704.8114.06
ドワーフの弓12100.753.213.732.704.4413.69
ファルメルの弓12150.753.213.732.704.4413.69
オークの弓1090.8123.043.292.573.8913.61
ロングボウ
(フローキの弓を含む)
6512.662.262.282.6413.61
狩猟弓
(アンジーの弓とドラヴィンの弓を含む)
770.9372.772.532.362.9613.54
鹿の王子の碧水晶の弓(DB)16140.6253.664.383.045.2613.47
古代ノルドの弓
(ゴールドール・ブラックボウLv1-18を含む)
8120.8752.902.762.463.2513.42
エルフの弓
(フィリニエルズエンドを含む)
13120.68753.423.812.864.5513.30
ノルドの弓(DB)13110.68753.423.812.864.5513.30
碧水晶の弓15140.6253.664.103.044.9313.11
黒檀の弓17160.56253.954.303.275.2012.84
スタルリムの弓(DB)17150.56253.954.303.275.2012.84
帝国軍の弓980.753.212.802.703.3312.58
デイドラの弓19180.54.324.403.555.3512.38
ナイチンゲールの弓Lv46+19180.54.324.403.555.3512.38
ナイチンゲールの弓Lv36-4517150.54.323.943.554.7811.82
ナイチンゲールの弓Lv27-3515130.54.323.473.554.2211.26
ナイチンゲールの弓Lv19-2613110.54.323.013.553.6910.69
ナイチンゲールの弓Lv1-181290.54.322.783.553.3810.41

表中の基礎攻撃力やDPSは、付呪効果によるブースト等を考慮しない場合の数値。
DPSは以下の式で求められる。

DPS=(弓の攻撃力 + 矢の攻撃力) / 時間

基本的には攻撃力の高い弓ほど、1発あたりのダメージは高い。
しかし、矢を放つ回数が増えるほど、攻撃力よりもスピード(矢を引く速さ)の方がDPSにおいては重要になってくる。

例えば、クイックショットを取得した場合、ロングボウはデイドラの弓にDPSで勝る。

固有のスピードを持ち、強化可能な弓に比べると影響は小さいが、矢の選択もDPSにおいては重要な要素となる。

射程と軌道

弓の射程と軌道は、弓のスピードによって決まる。
弓の重さや基礎攻撃力は、射程と軌道には影響しない。

スピードが速い弓ほど、矢の射角が低く、また矢の落下が大きい。
スピードが遅い弓ほど、矢の射角が高く、また矢の落下が少ない。
遅い弓の方が速い弓に比べ軌道が真っ直ぐなため、より遠くへ飛ばすことが出来る。

近距離の場合、狙いのつけやすさは速い弓/遅い弓でほぼ同じだが、遠距離の場合、速い弓は矢の落下が大きいため、やや高めに放つ必要がある。

射程と軌道は、発射物によっても異なる。
発射物には、矢、クロスボウのボルト、リークリングの槍があり、それぞれ以下の設定がある。

矢に比べ、ボルトはスピードが速いため、真っ直ぐ飛ぶ。

スカイリムでは最大射程(当たり判定が行われる最大距離)に関する内部設定があり、矢の場合、一定以上の距離があるとダメージを与えることなく物体(敵)を貫通する。
ただし、敵を視認できる以上の距離に設定されているので、それほど気にする必要は無い。

特筆すべき弓

魔力の弓

基礎攻撃力を元にした場合、最大DPSを誇る。
鍛冶強化が行えないので、最終的には強化した弓には劣るが、序盤では頭一つ抜けた性能。
弓の重量を考慮しなくても良い点、矢の補給が必要ない点も優秀。

ロングボウ

スピードがゼフィール、アーリエルの弓、フローキの弓と並び最速。
クイックショットを取得した場合、デイドラの弓よりDPSが高くなる。
鍛冶強化したロングボウは、ゼフィール、アーリエルの弓、フローキの弓を除いたどの弓よりも高いDPSになる。

アーリエルの弓

スピードが最速。通常弓では最高DPSを誇る。

カーリアの弓

1発あたりのダメージが最高で、通常弓では3番目にDPSが高い。

ドラゴンの骨の弓

スピードと攻撃力のバランスが良く、通常弓では2番目にDPSが高い。
DPSが優秀なゼフィール、アーリエルの弓と違い、こちらは好きな付呪効果を付与できる。
強力な効果を付与出来れば、付呪効果によるダメージも含めたDPSでは、最高になり得る。

基本操作

弓を装備し、矢を選択することで攻撃が可能になる。

操作Xbox360PS3PS4Switch備考
矢をつがえるRTR1R2ZR
矢を引くRTホールドR1ホールドR2ホールドZRホールド
矢を撃つRTを離すR1を離すR2を離すZRを離す
バッシュLTL1L2ZL
ズームイン(鷲の目)LT+RTL1+R1L2+R2ZL+ZR「鷲の目」取得で可能になる

戦術

戦闘では基本的に遠距離から攻撃することを意識しよう。
矢を引ききる余裕が生まれるため、最大ダメージを狙いやすい。

敵に接近されたら、「パワーショット」の効果を狙った早撃ち、バッシュ、シャウト等を活用して距離を取ろう。

前衛を務めてくれる従者の利用は特におすすめ。
彼らを囮にすれば、安全地帯から一方的に攻撃でき、最大DPSを発揮できる。

敵が登って来れない高所から撃つのも効果的。
近距離型の敵であればハメ倒し可能。

敵の視野に収まる角度で矢を放つと回避されることがある。
従者を突撃させる、シャウト「揺るぎ無き力」で吹き飛ばすなど、敵の身動きを制限して攻撃しよう。

Tips

弓の選択

スピードが速い弓は、DPSが高い傾向がある。
「パワーショット」「急所狙い」を狙った早撃ちがしやすい。
通常戦闘には、速い弓が向いている。

遅い弓は速い弓にDPSで劣るものの、1発の威力は高い傾向がある。
引きの遅さがネックになりづらく、また一撃必殺を狙いたい隠密に向いている。
鍛冶強化を行うと威力差はほぼ無くなるが、軌道が真っ直ぐでより遠くの敵が狙いやすいため、やはり隠密向きといえる。

冷静沈着を活用した高DPSな撃ち方

冷静沈着は、ゲーム内の全ての時間の流れに影響するため、矢を引く速度や矢が飛んでいく速度も遅くなる。
しかし、矢を引ききるまでの時間の判定は、現実時間に準拠している。
画面上で矢を引ききらなくとも、現実世界で引くのにかかる時間がたってしまえば、最大レンジ(ダメージ)で放つことができる。

例えば、ロングボウで矢を引ききるのにかかる時間は1秒。
冷静沈着のスローモーション状態で、矢を引き始めてから現実で1秒たった後に矢を放つと、画面上で矢を引ききっていなくとも、矢が最大射程まで飛んでいく。

つまり、スカイリム内の時間の流れでは同じ時間のうちに最大ダメージで放てる矢の本数が増え、結果DPSが向上する。

ややこしい撃ち方なのでこだわる必要は無いが、興味のある方は試してみて欲しい。

敵の注意を引く

弓は敵の注意を引くのにも利用出来る。
隠密状態で矢を放つと、着弾した場所に敵が調べに寄っていく。
トラップに誘導したり、索敵に利用しよう。

敵は着弾場所を調べた後、矢の発射元を探そうとこちらに来ることがあるので、素早く倒す、再度撃って注意を引く、場所を移すなどして対処しよう。

スキルの上げ方

キャラメイク

スキルトレーナー

経験値稼ぎ

ダメージ増加効果(スキル、perk、薬や装備の魔法効果、鍛冶強化、不意打ちなど)は経験値入手量に影響しない。
逆にダメージ増加効果により敵一体あたりの攻撃回数が減ると、敵一体から得られる経験値は減少する。
したがって、スキル上げの際は、ダメージ増加効果を用いず、基礎攻撃力の高い無強化の弓と攻撃力の高い矢を使うこと。
また、難易度を上げると敵を倒すのに必要な攻撃回数が増えるため、敵一体から得られる経験値は増加する。倒すのに時間が掛かるが、敵を探す手間は省ける。

攻撃の対象には、敵対しない相手が向いている。代表例は以下。

闇の一党クエストで手に入る馬「シャドウメア」(不死ではない)を相手に攻撃し続ける。連コン放置可。(英語版では不可能になった模様)
ただし、シャドウメアや拷問の犠牲者は闇の一党クエストを進めないと用意できず、攻撃対象の候補を用意するのは中々困難。
これら以外では、巨体かつ動きがゆっくりで距離をとりやすいマンモスが向いている。

自分で召喚した精霊などでもokで、特に氷の精霊がオススメ。
氷の精霊が通れない狭い通路の向こう側に召喚すれば、安全にスキル上げ可能。

使用武器は、魔力の弓(魔力の収束もあれば更に効率的)、カーリアの弓、ドラゴンの骨の弓がおすすめ。
敵を相手にする場合、魔力の弓は召喚も上げられ一石二鳥。

補足情報

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