破壊とは、魔法分野の1つで主に敵にダメージを与える際に用いられる魔法である。
破壊スキルを上げるほど、放つ呪文のマジカコストが軽減される。
全14perkあり、全習得に必要な能力ポイントは17。
能力 | ランク | 要求スキル値 | 必要能力 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
破壊術の素人 | なし | なし | 素人レベルの破壊呪文を半分のマジカ消費で唱えられる | ||
破壊術の見習い | 25 | 破壊術の素人 | 見習いレベルの破壊呪文を半分のマジカ消費で唱えられる | ||
破壊術の精鋭 | 50 | 破壊術の見習い | 精鋭レベルの破壊呪文を半分のマジカ消費で唱えられる | ||
破壊術の熟練者 | 75 | 破壊術の精鋭 | 熟練者レベルの破壊呪文を半分のマジカ消費で唱えられる | ||
破壊術の達人 | 100 | 破壊術の熟練者 | 達人レベルの破壊呪文を半分のマジカ消費で唱えられる | ||
炎強化 | 1 | 30 | 破壊術の素人 | 炎の呪文のダメージが25%増加する | 回復呪文「アンデッドベイン」にも有効。 |
2 | 60 | 炎の呪文のダメージが50%増加する | |||
激しい炎 | 50 | 炎強化 | 体力が低い時(20%以下)に炎ダメージを受けた対象は逃げて行く | 「炎の罠」では発生しない。 | |
冷気強化 | 1 | 30 | 破壊術の素人 | 冷気の呪文のダメージが25%増加する | |
2 | 60 | 冷気の呪文のダメージが50%増加する | |||
極冷凍 | 60 | 冷気強化 | 体力が低い時(20%以下)に冷気ダメージを受けた対象は麻痺する | 「氷の罠」では発生しない。 | |
電撃強化 | 1 | 30 | 破壊術の素人 | 電撃の呪文のダメージが25%増加する | |
2 | 60 | 電撃の呪文のダメージが50%増加する | |||
原子分解 | 70 | 電撃強化 | 体力が低い時(15%以下)に電撃ダメージを受けた対象は分解する | 分解した死体は灰になるため蘇生不可。 「雷の罠」では発生しない。 | |
二連の唱え(破壊術) | 20 | 破壊術の素人 | 破壊呪文を二連の唱えにすると効果が増大し、より強力になる | 基本的には破壊魔法のダメージが増加する。呪文ごとの詳細な効果は個別ページに記載。 | |
二連の衝撃 | 40 | 二連の唱え(破壊術) | 破壊呪文を二連の唱えにすると、敵をよろめかせる | 通常ドラゴン等の大きな敵に対しては効果がないが、「○○強化」を第二段階まで取得することで大きな敵もよろめくようになる。 | |
ルーンマスター | 40 | 破壊術の見習い | 魔法の罠の設置距離を5倍に伸ばせる | DLC「Dragonborn」追加魔法「毒の罠」「錯乱の罠」「灰の罠」にも効果あり。 |
破壊魔法には炎、冷気、雷撃の3つの属性があり、それぞれ違った性質を持つ。
属性ごとの性質を理解し、場面や用途に応じ使い分けることで、より破壊魔法を活かすことが出来るだろう。
3属性の中で最もマジカ消費が少なく、体力に対してダメージを与える。また敵が炎上すると追加ダメージを与えるため、ダメージ効率が1番良い。
呪文が地面や壁に当たると少しの間炎上し、それに敵が触れた場合でも炎上ダメージが発生する。
作中では特に明言されてないが、幻惑スキルのperk「戦慄の幻」を取得すると、基礎ダメージが10pts(「炎強化2/2」を先に取得した場合は15pts)上乗せされる。
「炎強化2/2」→「戦慄の幻」の順に取得することで最大限強化できる。
スカイリムに生息する大半の生物は炎に対し弱く、トロールや名前に「フロスト」「氷」「スノー」が入っている敵には特に有効。
だが、ダメージ効率が良いため、炎の精霊やダークエルフなど炎耐性をもつ相手以外であれば、とりあえず放っておけるぐらいには汎用性が高い。
炎の固有perk「激しい炎」は、体力が20%以下の敵に炎魔法を当てると逃げて行くというもの。
だが、体力が低下した敵は膝をつくことが多く、そうでなくとも逃げる敵を仕留めるには追いかける手間がかかるため使い勝手はやや悪い。
ダンジョン内の道を封鎖するクモの巣などの一部オブジェクトを焼き払えるほか、油が溜まった場所に打ち込むと引火・爆発させることが可能。
後者は敵を纏めて倒せるので、戦闘がキツイ序盤などでは特に重宝するだろう。
マジカ消費は3属性で中間で、体力とスタミナにダメージを与え、対象に減速効果を与える。
呪文が地面や壁に当たると少しの間凍結し、それに敵が触れた場合でもダメージと減速効果が発生する。
スタミナが減った敵は強攻撃やバッシュを出しづらくなるので、近接戦闘が主な戦士等では恩恵があるが、魔術師には感じづらいかもしれない。
スカイリムの敵はノルドをはじめとして吸血鬼やドワーフオートマトンなど冷気耐性を持つ者が多く、ダメージを通しづらい。
だが、冷気魔法の減速効果は、相手との距離を保ちたい場面では有用だ。
特に敵と離れて戦いたい魔術師にとっては、減速効果を如何に活用できるかが戦闘のカギを握る。
固有perk「極冷凍」は、体力が20%以下の敵に冷気魔法を当てると麻痺させるというもので、敵が起き上がるまでは完全に無防備になる。
この隙に追撃したり、敵から距離を取ったりできる。
耐性持ちが多い冷気魔法だが、炎ブレスを吐くドラゴンなどには有効。
3属性の中で最もマジカ消費が多く、体力にダメージを与え、体力ダメージの半分をマジカに与える。
マジカが切れた敵(魔術師やドラゴン)は、魔法やシャウトが使えなくなるが、敵はマジカ量が豊富なため、 雷撃魔法によってマジカ切れを狙うのは難しいケースがほとんど。
ただし、見極めるのに慣れが要るが、魔法を連発するなどして敵がマジカ切れを起こしたタイミングでは有効(特に継続魔法)。
雷撃の壁で発生したエフェクトや雷のマントを当て続けることで、魔術師の身動きを制限できる。戦士であればこの隙に滅多切りに出来るだろう。
2属性に比べやや射程が短いが、狙いをつけた場所に即座にヒットするため、偏差射撃の必要がない。
雷撃は耐性持ちが少なく、100%の耐性を持つ雷の精霊とオーチェンドール以外にはすべてに対し有効(DLC込みだとネッチやシーカーは耐性持ち)。
固有perk「原子分解」は、体力が15%以下の敵に雷撃魔法を当てると、死体にならず灰になるというもの。
死霊術師など死体を蘇生させる敵には特に有効に働くだろう。
ただし、自身が蘇生させたい対象がいる場面では使うのを避けるか、perkを取らない方が良いかもしれない。
同一タイプであれば、3属性の呪文効果は概ね同じに設定されている。
タイプ | レベル | 炎 | 冷気 | 雷撃 | 効果 | ベースダメージ |
---|---|---|---|---|---|---|
放射 | 素人 | 火炎 | 氷雪 | 雷撃 | 攻撃する限り放ち続ける短距離射程の呪文 | 8/s |
単発 | 見習い | ファイアボルト | アイススパイク | ライトニングボルト | 単体ターゲット型ミサイル | 25 |
罠 | 見習い | 炎の罠 | 氷の罠 | 雷の罠 | 面に設置し、地雷のように起爆する | 50 |
範囲ミサイル | 精鋭 | エクスプロージョン(火炎球) | アイスストーム | チェインライトニング | 複数ターゲット型ミサイル | 40 |
マント | 精鋭 | 炎のマント | 氷のマント | 雷のマント | 近距離の対象にダメージを与える | 8/s |
強力な単発 | 熟練者 | ファイアボール | アイスジャベリン | サンダーボルト | 威力の高い単体ターゲット型ミサイル | 60 |
障害 | 熟練者 | 炎の壁 | 氷の壁 | 雷の障壁 | 攻撃する限り放ち続ける短距離射程の呪文 面に当たると障害が発生、通る対象にダメージを与える | 20/s |
災害 | 達人 | ファイアストーム | ブリザード | ライトニングテンペスト | 広範囲に及ぶ呪文 | 不定 |
破壊魔法の一覧。
コストはperk無しの状態でスキル値が0の時と100の時に消費するマジカ量。※()内が100時。
固定入手場所など詳細は表中の呪文名から飛べる各個別ページにて記載。
呪文 | コスト | スキルXP | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
素人:スキル0 | ||||
火炎 | 14/s(8/s) | 20/s | 強烈な炎で8ポイントのダメージを1秒ごとに与える。炎上した対象には追加ダメージ。 | すべてのプレイヤーが初めから覚えている。 |
氷雪 | 16/s(9/s) | 23/s | 冷気の爆発で、体力とスタミナに8ポイントのダメージを1秒ごとに与える。 | |
雷撃 | 19/s(11/s) | 26/s | 稲妻が8ポイントの雷撃ダメージを、1秒ごとに体力とマジカに与える。 | |
見習い:スキル25 | ||||
ファイアボルト | 41(24) | 41 | 炎の爆発で25ポイントのダメージを与える。炎上した対象には追加ダメージ。 | 単体を対象に攻撃する単発系魔法 |
アイススパイク | 48(28) | 48 | 鋭い氷で、体力とスタミナに25ポイントの冷気ダメージを与える。 | |
ライトニングボルト | 51(30) | 51 | 稲妻によって、体力に25ポイントの雷撃ダメージを与え、その半分のダメージをマジカに与える。 | |
炎の罠 | 234(139) | 234 | 呪文をかけた近くの地面に敵が接近すると、爆発して50ポイントの炎ダメージを与える。 | 地面や壁に設置でき、敵が近づくと起爆する。 棺に眠るドラウグルを無理矢理叩き起こすことができる。 |
氷の罠 | 293(174) | 293 | 呪文をかけた近くの地面に敵が接近すると、爆発して50ポイントの冷気ダメージを与える。 | |
雷の罠 | 323(191) | 323 | 呪文をかけた近くの地面に敵が接近すると、爆発して50ポイントの雷撃ダメージを与える。 | |
爆発(DB) | 30(17) | 7 | 対象を炎上させる炎の爆発で、15秒あたり4のダメージを与える。 | 破壊魔法中最高のコスパを誇る、最強と言っても過言ではない魔法。詳しくは爆発。 |
凍結(DB) | 30(17) | 7 | 氷のトゲで体力とスタミナに20ポイントの冷気ダメージを与え、対象を15秒の間減速させる。 | 15秒という長い減速時間が特徴 |
精鋭:スキル50 | ||||
火炎球(エクスプロージョン) | 133(79) | 66 | 激しい爆発で半径約5メートル内の対象に、40ポイントのダメージを与える。炎上した対象には追加ダメージ。 | 複数の敵を巻き込んで攻撃できる。 |
アイスストーム | 144(85) | 72 | 凍てつく疾風で、体力とスタミナに40ポイントの冷気ダメージを1秒ごとに与える。 | |
チェインライトニング | 156(92) | 78 | 稲妻が40ポイントの雷撃ダメージを体力に、その半分をマジカに与え、さらに次の対象を襲う。 | |
炎のマント | 289(171) | 60秒間、近接距離にいる敵に1秒当たり8ポイントの炎ダメージを与える。火のついた敵には追加ダメージ。 | 魔法のマントを身に纏い近くの敵にダメージを与える。 | |
氷のマント | 316(187) | 60秒間、近接距離にいる敵に1秒当たり8ポイントの冷気ダメージとスタミナダメージを与える。 | ||
雷のマント | 370(220) | 60秒間、近くの敵に8ポイントの雷撃ダメージを与え、その半分のダメージをマジカに与える。 | ||
旋風のマント(DB) | 338(201) | 60秒間、近接距離にいる敵は振り飛ばされる可能性がある。 | 風のマントを身に纏い近くの敵にダメージを与え、確率で吹き飛ばす。 | |
熟練者:スキル75 | ||||
ファイアボール | 298(177) | 298 | 炎の爆発で60ポイントのダメージを与える。炎上した対象には追加ダメージ。 | 単体を対象に攻撃する単発系魔法。 見習いレベルの高威力版。 |
アイスジャベリン | 320(190) | 320 | 氷の槍で、体力とスタミナに60ポイントの冷気ダメージを1秒ごとに与える。 | |
サンダーボルト | 343(203) | 343 | 雷電によって、体力に60ポイントの雷撃ダメージを与え、その半分のダメージをマジカに与える。 | |
炎の壁 | 118/s(70/s) | 118/s | 地面に放つと、炎の壁を出現させて50ポイントの炎ダメージを1秒ごとに与える。 | 地面等に魔法の壁を設置でき、触れた敵にダメージを与える。 |
氷の壁 | 137/s(81/s) | 137/s | 地面に放つと、冷気の壁を出現させて50ポイントの冷気ダメージを1秒ごとに与える。 | |
雷の障壁 | 145/s(86/s) | 145/s | 地面に放つと、雷の壁を出現させて50ポイントの雷撃ダメージを1秒ごとに与える。 | |
達人:スキル100 | ||||
ファイアストーム | 1426(847) | 1426 | 術者を中心として、100ポイントの激しい爆発を起こす。近くの対象ほどダメージ大。 | 破壊スキルを100にした後、破壊術(儀式の呪文)クリアで習得。 |
ブリザード | 1106(657) | 1106 | 複数の対象に20ポイントの冷気ダメージを10秒間与える。スタミナにもダメージを与える。 | |
ライトニングテンペスト | 138/s(82/s) | 1秒ごとに75ポイントの雷撃ダメージを体力に、その半分をマジカに与える。 | ||
その他 | ||||
アーニエルの伝達 | 1/s(0/s) | 1/s | 対象を焼き払い、1ポイントのダメージを1秒ごとに与える。炎上した対象には追加ダメージ。 | アーニエルの企て中に使用する |
吸血鬼の吸収 | 6/s(4/s) 10/s(7/s) 13/s(9/s) 17/s(12/s) | 対象から2,3,4,5ポイントのダメージを1秒ごとに吸収する。 | 吸血鬼化すると習得 |
破壊とは敵にダメージを与える際に用いる魔法である。
しかし、本作の破壊魔法は武器に比べダメージを伸ばすのが難しい。その要因は以下の通り。
高難易度になるほど、ダメージ効率の悪さは痛手となる。
例えば、Legendaryの山賊略奪団1人をファイアボールで倒すのに必要なマジカは1936(スキル100、破壊術の熟練者、炎強化2/2、炎上ダメージを考慮しない場合)。
破壊魔法を撃ち続けるだけでは、簡単にマジカが枯渇してしまう。
運用するなら、他分野の魔法と併せて使うのが現実的であり、またダメージ効率の良い魔法の選択が重要となる。
単発系魔法(爆発除く)は総じてダメージ効率が悪いため、採用はオススメしない。
達人魔法(ライトニングテンペスト除く)もダメージ効率に優れず、唱える隙が大きいため、同様にオススメしない。
以下に紹介するのはダメージ効率の良い魔法。
呪文の詳細な活用方法は個別ページに記載してあるのでそちらを参照のこと。
■火炎
perkで強化し撃ち方を工夫すれば、DLC無しでは最高のダメージ効率を誇る。
ただし、相手に近づいて攻撃する必要があるため、魔術師の場合使用には危険を伴う。
■爆発
DLC「Dragonborn」で追加される魔法で、破壊魔法中ダメージ効率が最高。
破壊魔法はこれだけで事足りるといっても過言ではないほど。
■精鋭レベルの魔法
火炎球などの精鋭魔法は複数の対象に攻撃可能。
集団になってる敵に撃ち込む場合は上位の熟練者魔法よりもダメージ効率で優れる。
特にアイスストームの集団に対する足止め効果は絶大。
■壁魔法
各属性強化perkを取得し、3属性をまとめて設置した場合の合計ダメージは毎秒90。
一瞬撃つだけで壁を設置でき、スリップダメージを稼げる上、その間にマジカ回復も狙える。
■罠魔法
戦闘開始前に敵の通り道に設置し、マジカが満タンになってから戦えば、実質コスト0の運用が可能。
■ライトニングテンペスト
対空性能に優れる。ダメージ効率も良い部類。
二連の唱えは、呪文を放つと魔法のダメージが上昇するというものだが、ダメージが10%上昇するのに対し、消費マジカは40%も上昇する。
ダメージ効率でみると、二連で唱えるより片方ずつ放った方が良い。
ただし、敵をよろけさせるには二連の衝撃が必須になる。
相手をよろけさせたい場面でのみ二連の唱えで放つことを意識しよう。
与えたダメージが高いほど増加するため、難易度を上げると経験値入手量が減る。ただし、Normalより下げても増えず、また二連で唱えても増えない。
したがって経験値稼ぎをする際は難易度をNormalに設定すること。
また、破壊消費25%減の防具を4ヵ所に装備し、マジカ消費0の状態にすると更に捗る。
攻撃の対象には、敵対しない相手が向いている。代表例は以下。
シャドウメアや拷問の犠牲者は闇の一党クエストを進めないと用意できず、攻撃対象の候補を用意するのは中々困難。
これら以外では、巨体かつ動きがゆっくりで距離をとりやすいマンモスが向いている。
自分で召喚した精霊などでもokで、特に氷の精霊がオススメ。
氷の精霊が通れない狭い通路の向こう側に召喚すれば、安全にスキル上げ可能。
使用する呪文は罠魔法が効率的でオススメ。
ブリザードは、唱えると自身もダメージを受ける仕様のせいか、敵がいなくてもスキル経験値が入る。
ただし、習得するにはスキル100にする必要があるため、主な使用機会はスキルをレジェンダリー化した後になる。
ここまでスキル上げの方法を示したが、今作の中でも最も上げ難いスキルとなっている。
レベルアップしたら優先的にファラルダから訓練を受けるのがオススメ。
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